昨日の一歩
昨日。閉店後から即NICUへむかい、退院後一発目の母乳を届けることに。
カメラを忘れて申し訳ないのだが……
ずっとこういう状態だったわが子が、なんとなんとなんと
昨日、よくあるケースの保育器に移動しとった !
嬉しくて黄色い声あげてもたwwwww
写真の状態は脳低温療法を受けているので
ケース自体がオープンになっていて、その代わりに酸素用チューブが肺に直結。
私は初めて知ったのだが、あの保育器ってのは、箱の中は充実した酸素が満たされて
いるらしく、それは 「 自発呼吸できる子の為の 」 箱らしい !
素晴らしく生命力のあるわが子に乾杯 !
あれだけの長い時間の戦いであったのに、まさか呼吸をしているとは誰も思わぬ状態から
蘇生され、自分の力で箱へ昇進したりして。
看護士さんが 「 あれ、保育器に入ってるの見られるのって初めてですか ? 」 と。
8日から挑戦中ですよ、との事。私達が退院した後だな。
すごい ! 頑張れ ! よくやってる ! 立派 ! えらいねー ! 見習う ! と散々褒めちぎり
泣かないと決めていても、鼻の奥がついツーンとしてしまう。
でも昨日のは、例えば、園のおゆうぎ会をみた時に可愛らしいわが子があんなに
成長したなんて…と、つい、ホロリとしてしまう涙と同じような成分で、
狂おしく叫びだしたいものとは違ったので、とてもとても嬉しかった !
重度新生児仮死状態は余談を許さず、もう本当にひとつひとつで、まずは自発呼吸が
できるか、それが出来たら今度は乳の量が増えて点滴が抜けるか
(多臓器不全の場合もあるので脳の損傷によっては胃が、腸がなどの問題も )
そしたら今度は自分でお乳が飲めるか…と、ひとつひとつ。一歩一歩。
聞きたくなかったが、一番聞きたくないことも聞いてみた。
もしもの場合はありますか、と。
自発呼吸がうまくいけばおそらくはその心配はないかとは思われますが、との事。
誰も確かな事は言えないので、彼女の生きる力にかけるしかないってところ。
それでもひとつ前進していたので、めちゃくちゃ嬉しくて、帰りの車の中で
久しぶりにウキウキと夫婦で話したりした。今はまだおためし段階みたいな状態なので
どうなのか解らないけど。
パパは最近、私と話すと単語が決まりきっていて 「 心配するな、大丈夫 」
「 信じるしかないだろ 」 「 ちょっと寝とけ 」 この三つで会話が成り立っていたので
なんかなんか嬉しいね、すごいね、なんていうテンションの会話は久しぶりであった。
人間の脳は殆ど使われてなくて、結局じゃあ何のための脳みそなんだよっていうw
そーだよ、それなら、もしかしたら使われてないとこが使えちゃうとかも出てくるかも
しんないじゃん??
可能性だよね、可能性 ! 望みにかける、生きろよー!! とか、なんとか。
今日で生後11日目。静かに涙だけ流す姿はどこか一人で寂しい場所に意識が
隠れているんじゃないかと、そこまで潜り込みたくなる。
産声はまだ、聞いていないまま。どんな声をしているのか、だいたい音を持ってるのかどうか
それさえ定かではないまま、きっと1ヶ月が過ぎる。
それでもいい。静かに1ヶ月過ぎたとしても、相応の成長を見せてくれればそれでいい。
それを願うばかり。
昨日パパが保育器の前で 「 だめだ、帰れない… 」 とか 「 こんな可愛らしいもんが
家にいないなんてなぁ……いつになったら抱っこさせて貰えるんだろう… 」 とか
言ってるのをみて、母性ばかりじゃなく、父性もまた同時にあるものなんだな、と思った。
あ、後、浮気したら、そういう甘い台詞をはくのか、とも、思ったw
パパはああ見えて( どう見えてw )子どもにはメチャクチャ甘いのでww
家に帰ってきたらきっと、嫌だといっても離して頂けない予感。
でも誰かが何かを愛でる姿というのは愛らしくて、美しいな、と、思った。
早く帰ってきて欲しいな。
家では変わらぬ日常があって、子ども達のはしゃぐ声もしてやかましくて
今までと何にも変わらないのに、私もパパもどっかにいつも意識がいっていて
寂しいのはあの子なんじゃなくてむしろ私達のほうなんだな、と、思う。
あるはずのものがないというのは、なんとも座りの悪いものです。
また会いにいくからね !
====
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カメラを忘れて申し訳ないのだが……
ずっとこういう状態だったわが子が、なんとなんとなんと
昨日、よくあるケースの保育器に移動しとった !
嬉しくて黄色い声あげてもたwwwww
写真の状態は脳低温療法を受けているので
ケース自体がオープンになっていて、その代わりに酸素用チューブが肺に直結。
私は初めて知ったのだが、あの保育器ってのは、箱の中は充実した酸素が満たされて
いるらしく、それは 「 自発呼吸できる子の為の 」 箱らしい !
素晴らしく生命力のあるわが子に乾杯 !
あれだけの長い時間の戦いであったのに、まさか呼吸をしているとは誰も思わぬ状態から
蘇生され、自分の力で箱へ昇進したりして。
看護士さんが 「 あれ、保育器に入ってるの見られるのって初めてですか ? 」 と。
8日から挑戦中ですよ、との事。私達が退院した後だな。
すごい ! 頑張れ ! よくやってる ! 立派 ! えらいねー ! 見習う ! と散々褒めちぎり
泣かないと決めていても、鼻の奥がついツーンとしてしまう。
でも昨日のは、例えば、園のおゆうぎ会をみた時に可愛らしいわが子があんなに
成長したなんて…と、つい、ホロリとしてしまう涙と同じような成分で、
狂おしく叫びだしたいものとは違ったので、とてもとても嬉しかった !
重度新生児仮死状態は余談を許さず、もう本当にひとつひとつで、まずは自発呼吸が
できるか、それが出来たら今度は乳の量が増えて点滴が抜けるか
(多臓器不全の場合もあるので脳の損傷によっては胃が、腸がなどの問題も )
そしたら今度は自分でお乳が飲めるか…と、ひとつひとつ。一歩一歩。
聞きたくなかったが、一番聞きたくないことも聞いてみた。
もしもの場合はありますか、と。
自発呼吸がうまくいけばおそらくはその心配はないかとは思われますが、との事。
誰も確かな事は言えないので、彼女の生きる力にかけるしかないってところ。
それでもひとつ前進していたので、めちゃくちゃ嬉しくて、帰りの車の中で
久しぶりにウキウキと夫婦で話したりした。今はまだおためし段階みたいな状態なので
どうなのか解らないけど。
パパは最近、私と話すと単語が決まりきっていて 「 心配するな、大丈夫 」
「 信じるしかないだろ 」 「 ちょっと寝とけ 」 この三つで会話が成り立っていたので
なんかなんか嬉しいね、すごいね、なんていうテンションの会話は久しぶりであった。
人間の脳は殆ど使われてなくて、結局じゃあ何のための脳みそなんだよっていうw
そーだよ、それなら、もしかしたら使われてないとこが使えちゃうとかも出てくるかも
しんないじゃん??
可能性だよね、可能性 ! 望みにかける、生きろよー!! とか、なんとか。
今日で生後11日目。静かに涙だけ流す姿はどこか一人で寂しい場所に意識が
隠れているんじゃないかと、そこまで潜り込みたくなる。
産声はまだ、聞いていないまま。どんな声をしているのか、だいたい音を持ってるのかどうか
それさえ定かではないまま、きっと1ヶ月が過ぎる。
それでもいい。静かに1ヶ月過ぎたとしても、相応の成長を見せてくれればそれでいい。
それを願うばかり。
昨日パパが保育器の前で 「 だめだ、帰れない… 」 とか 「 こんな可愛らしいもんが
家にいないなんてなぁ……いつになったら抱っこさせて貰えるんだろう… 」 とか
言ってるのをみて、母性ばかりじゃなく、父性もまた同時にあるものなんだな、と思った。
あ、後、浮気したら、そういう甘い台詞をはくのか、とも、思ったw
パパはああ見えて( どう見えてw )子どもにはメチャクチャ甘いのでww
家に帰ってきたらきっと、嫌だといっても離して頂けない予感。
でも誰かが何かを愛でる姿というのは愛らしくて、美しいな、と、思った。
早く帰ってきて欲しいな。
家では変わらぬ日常があって、子ども達のはしゃぐ声もしてやかましくて
今までと何にも変わらないのに、私もパパもどっかにいつも意識がいっていて
寂しいのはあの子なんじゃなくてむしろ私達のほうなんだな、と、思う。
あるはずのものがないというのは、なんとも座りの悪いものです。
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by guimauve-cafe
| 2013-07-12 00:46
| 徒然
岡山県真庭市在住中。日々の徒然・お裁縫・子育てetc… 「つばめ堂」としての製作日記も載せてます。管理人@槐(エンジュ)
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