ヒロシマ、遺された九冊の日記帳@レビュー


ヒロシマ、遺された九冊の日記帳

大野允子(著)

===

レビューとか、良いとか面白いとか悪いとか、ねぇです ! これに至っては。

季節柄、取り上げるならこの本かな……と。

広島の県立広島第一高等女学校( 略して県女 )に通われた方達の

奇跡的に残った9冊の日記帳。

入学から、後におこる事まで。


どうしても !

どうしても、これを手にする私達は、後に起きてしまう出来事を知っているので

なんというか……はしゃいでいる間の季節も、ごっつい悲しく感じる (涙)

入学式でこういう事があった ! とか、先生が大変面白い ! とか

今で言う他人の楽しいBLOGを読む形になるんだけども……

その後の出来事でどういう事になるのか知ってしまっている以上、

耐性つけて読まねば ! 本読んで嗚咽とか ! 私、恥ずかしい !

と思いながら読み進めるんだけど、無理です。


現実ではもう年上も年上な方達ですが、日記上では、今の私よりも年下の

彼女達。

読んでいると、同じように、わかるわぁ~、な感情や、

こういうところは今と変わらん ! やっぱり、時代が変わっても

女子のモチベーション一緒 ! みたいな部分とか、

うっほー ! さすがに昔の人はよく働いたって言われるワケだわ……

な部分が沢山沢山あって、感情移入したくなくても、読んでる内に

全員が友達みたいな感覚に陥って、なんかひたすら、その後の現実が

余計に痛いわ ! 的な……。


文中に出てくる、4/13日の梅北さんの日記より。

「 弟が疎開で早くいくので、早く起きておくった。
ルーズベルトが死んだので、うれしくてたまらない。チャーチルも死ぬといいと思う。
弟がいないので、夕飯が寂しい(以下略) 」

このあたりなんかは今でいう

「 死ねばいいのに ! 」 な感情が( 政治的だが ) でかい !

なんら今の子達と変わらない。


しかし、授業中にやたらと警報なりまくるので、勉強は遅れるから

必死に勉強せにゃならんし、家にいる妹や弟の為に家事はあるわ……。


小さい事がとっても楽しい年頃。

逆に、ある子は、生まれてまもない妹が、ついていくと言ってきかない、

うっとうしい ! と、よくある思春期の感情を出したりして。

大人になったら、何でそんな意地悪言うのさ~可愛いじゃん ! なとこだけど

覚束ない足取りでつれてけーつれてけー言われたらば、イラッとする !

みたいな思春期特有のアレですなぁ……。


それもまた、逆に、痛い。

後に起こる出来事を知っていたらば、彼女はそんな風に書いたりしなかった

はずだから。そういうのが、垣間見えて、痛々しい。。。


最後は、まぁ……皆さんお知りの通り、ピカドン級なほのぼのから一気に

スプラッターへ突入してしまうワケですが。

運ばれてきた、ある子の妹は怖がって

「 あんなのお姉ちゃんじゃない ! お姉ちゃんじゃない ! 」 と

怖がって近寄らずに遠くから見ている子がいたんですが、とある光景が

フラッシュバッグしました。

ある日の高校生でしたが。明け方に何を思ったか、車の走る道まで

泣きながら爆走して 「 怖い、怖い、怖い、助けて !(号泣) 」 と

走ってる車にそのままつっこむんじゃないかという勢いで走ってったんで

お姉さんはそんな君の心配もせにゃならんのか ! 勘弁してくれょ !

と思ったのさ……( 今、私の事、どうでもえぇやん!!笑 ) 


そういう事があると、酷ぇ、通り越して、

確かに当たり前に素直な感想だと思う。現実が受け入れられない年代の子には

当たり前の光景です。もう、それは、仕方ない。うん。うん。


時代のリアルがそこにあります。

とにかく 「 何てザマなんだ ! 現実許されんだろ 」 と最終的には

怒りと追悼と悲しみをごちゃ混ぜに連れてくる内容。


ところで、「 あの悪夢を二度と繰り返さない為に 」とかそういう台詞を

この手の本でよく見受けますが。( キャッチコピーとか )

国民がやめてくれ、と言って、とまる時代だったんだろうか、と……。

ふと思うのです。


なので、そういうキャッチのついてる本は読まない事にしている。

やはり経験者の話が一番タメになる。

それを伝えたいから書く人は、やたらミーハー的要素が強くて苦手。

実際経験した人は結構落ち着き払ってる物で、淡々な感じ(そこがリアリティー)


この世には名誉の死なんてないのさ !

誰かに誉められたい為に人は生きるわけではないもの。

名誉の死でも死は死だ。死んだら負けです。


こういう本を読むと、限りある命を、大切に生きて、大切に生かしていこう

と思うのです ! 追悼の代わりに出来る事は、力一杯生きる事 !

それっきゃねぇぜ。

===
夏休みの読書感想文にいいかもしれないポチー。
あ、子供向けならいわたくんちのおばあちゃんふたりのイーダ (講談社青い鳥文庫 6-6)
オススメです。是非ー。

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by guimauve-cafe | 2011-07-11 17:27 |


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